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活動日誌

原発は不良債権?

No.540

 毎年行われている「気候ネットワークシンポジウム・市民が進める温暖化防止」に参加。
 今回はテレビのコメンテーターとしても活躍中の、慶応大学教授、金子勝氏の基調講演、パネルディスカッションが行われました。
 金子勝氏は「脱原子力と温暖化対策促進」と題して講演、経済学専門の立場から、福島原発事故を通じ、東京電力が電力料金の値上げを計画していること、また、原発の再稼働を急いでいることについて、東京電力の経営財務委員会報告書から財務状態を分析すると、13兆11億円の総資産(2012年3月)あるが、借金が8兆円を超え、今後、4年間で債務返済が必要な額が3兆7千億円に達し、原発を再稼働をせず電気料金の値上げしない場合、2020年までに、8兆8427億円が必要となり、一方、再稼働し電気料金を10%引き上げた場合は、7540億円で10分の1で済むこと。
 また、東京電力と経済産業省が、1兆円の公的資金を投入し実質国有化し、電気料金の値上げと原発再稼働を急いでいるのは、東京電力を債務超過に陥らせないねらいがある。
 今回の事故に何の反省もなく、利益優先・安全軽視の姿勢があり、「再稼働は絶対避けなければならない!」と・・・・。
 まさに原発は不良債権であり、このままでは損害賠償費用も除染費用も出ません。青森県の六ケ所村の再処理工場も、20年たった今も稼働せず、同じく巨大な不良債権であることも詳しく解明。「東京電力の解体と電力改革、再生可能エネルギーへの転換を急ぐこと、国民的な議論が必要だ」と訴えられました。経済学からの解明に、東京電力や国の原発再稼働のねらいが、どこにあるのか、「なるほど」とうなずけるものでした。
 原発の再稼働を許さない運動、共同を広げること、力をゆるめず、進めることが求められます。
 この日は「市民の足を守る会」の懇談会もあり、途中で退席し懇談会へと向かいました。
 懇談会では「京都新聞」や「リビング京都」でも報道された、東山区今熊野や、山科区鏡山の住民がバスを走らせる取り組みなど、各地域の運動が交流され、今後の取り組みについて話し合いました。市長選挙の後も市民の粘り強い運動が進められていることは、本当に心強いことです。
(写真は、シンポジウムで講演する金子勝氏、市民の足を守る会懇談会)

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